
皆さん、こんにちは。
愛知県清須市新清洲駅の近くにある、yourselfパーソナルトレーニングジムでございます。
今回は、体温調節がうまくできない「無汗症(むかんしょう)」の方に対して、トレーニングを安全に行うためのポイントを解説いたします。
■無汗症とは?
無汗症とは、汗をかく機能が低下または欠如している状態を指します。
体温を下げる「発汗」ができないため、運動時に体温上昇しやすく、熱中症リスクが非常に高い状態になります。
■発汗がないと何が起こるか?
下の内容は、通常の発汗がある人と無汗症の人の「運動中の体温上昇」を比較したものです。
◆運動中の体温上昇比較(発汗ありvs無汗症)
0 36.8℃ 36.8℃
10 37.4℃ 38.2℃
20 37.8℃ 39.0℃
30 38.0℃ 39.8℃
40 38.1℃(安定) 40.3℃(危険域)
正常者では20分ごどで発汗が始まり、体温は約38℃で安定。
一方、無汗症では体温が急上昇し、40℃を超えることもあり、熱中症や臓器損傷のリスクを生じます。
🔷原因の分類
分類 主な原因
中枢性 視床下部など自律神経中枢の障害(脳外傷など)
末梢性 汗線や皮膚の損傷、皮膚疾患(熱傷・硬化症など)
薬剤性 向精神薬・抗コリン薬などの副作用
先天性 汗線の発達異常(無汗症外胚葉異形成など)
🔷トレーニングの実践ポイント
①環境設定
・室温:20~23℃
・湿度:50%以下
・扇風機・サーキュレーターで対流冷却
・野外トレーニングは禁止(特に夏季)
②体温・脈拍のモニタリング
・10分ごとに体温チェック(耳・腋)
・37.8℃を超えたら休憩または中止
・脈拍・皮膚温を観察し、顔面紅潮・めまいなどを確認
③水分と冷却管理
・冷たい飲料で内臓からの冷却をサポート
・水分だけではなくナトリウム・カリウム補給も重要
・トレーニング中は頸部・脇下の冷却タオルを併用
④トレーニング内容の工夫
・レジスタンストレーニング(筋トレ) ◎
セット間休息を長く、短時間集中型
・有酸素運動(軽度) △
低強度・クーリング時間を確保
・HIIT・サーキット形式 ×
発熱が急上昇するため危険
🔷トレーナーからのメッセージ
無汗症の方に対しては、「頑張らせるトレーニング」よりも「安全で続けられる環境づくり」が最も大切です。
発汗できない身体では、体温が一気に上がっても自覚が遅れる為、異変に先に気づけるよう私も気を付けて指導させていこうと思いました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
yourselfパーソナルトレーニングジムは、健康的な続けられるダイエット指導を中心にお客様の食事や生活習慣の改善までトータルサポートを行う完全個室・予約制のプライベートジムになります。
ジム内での運動指導に加えてご自宅でのストレッチ・トレーニング・食事管理・その他日常で気をつけることなど個別の目標に向けてお客様に親身に寄り添う指導を心掛けています。
初心者にこそパーソナルトレーニングを活用していただきたいと思っております。
正法しい身体の動かし方やフォーム、食事の栄養、ケアの仕方などはじめに正しい知識や理論を身に着ける事で効果は何倍にもなるからです。
100人いれば100通りの生活スタイル、身体の特性、考え方、性格、ご要望があります。価値観や型に当てはめるのではなく、一緒に目標を達成する、yourselfはオーダーメイドのプログラムと接客こそがパーソナルトレーニングのあるべき姿だと考え、実践させていただきます。
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【yourselfパーソナルトレーニングジム】
住所:愛知県清須市新清洲6丁目6-2
コーポラスイトウ1B
営業時間:8:00〜22:00
定休日:日曜日
月曜日のみ10:00~17:00
火曜日~土曜日8:00~22:00
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