皆さん、こんにちは。
愛知県清須市新清洲駅の近くにある、yourselfパーソナルトレーニングジムでございます。

ここでは NSCA(スポーツ現場におけるストレッチングの処方について)の論文を参考に発信させていただきます、

筋肉には、弾性と粘性と2つの特性があります。

弾性=ゴムのイメージ(引っ張ると勢いよく縮むことを想像してください)
粘性=粘土のイメージ(粘土をゆっくり押すとゆっくり形が変わることを想像してください)

この2つの特性は静的ストレッチを行うことで、筋肉の収縮速度が落ち、筋発揮が落ちるといった流れとなります。
ただ、裏を返せば短い時間のストレッチであれば筋力やパフォーマンスには影響しないんではないかと書かれておりました。

個人的には、ウォームアップの段階で静的ストレッチを行えば、メインの種目までに筋力やパフォーマンスは戻るのではないかと考えております。(あくまで個人的意見)

面白いのは、ストレッチをしたことにより、数値が改善されれば筋肉が柔らかくなったと認識を持ちやすくなるが研究分野ではその点は異なることが書かれておりました。
例えばまだ十分に伸ばしていないと感じるのにもかかわらず、伸張感や痛みを訴える者もいれば、結構な伸張感(抵抗)を感じているのにもかかわらず、ぐいぐいと動かすことも出来る者もいます。

これらの違いは筋の特性というよりも、被験者の伸張(ストレッチング)に対する耐性(慣れ)の要素が関わっていることが指摘されていて、ストレッチによって起こった変化は筋における柔軟性と等しいわけではなく、感覚的な変化も含まれているとういう点が挙げられます。

末梢ではなく、中枢脳の部分の感じ方もストレッチングでは重要となりそうですね。

【ストレッチの時間】
ストレッチをしない群と15s/30s/60sと比較した場合は、しない群と15sでは有意な差は認められない結果が記載されておりました。

週5回/30s~以上でしない群と比較して柔軟性の向上が有意義に認められているみたいです。

30sを1回で行うのかそれとも、10sを3回に分けるかは両方とも変わらず、トータルのボリュームが重要と記載されているのでとにかく量を意識した方がよさそうと言えます。
忙しい現代では、自分に使う時間が短くなりつつありますが、仕事の隙間時間や、通勤を利用して柔軟性を向上できるストレッチの量を確保できると良さそうですね。